「NHKの番組表見て泣いてしまった」。新聞各紙の2018年3月11日付テレビ欄で「縦読み」すると、被災地へのメッセージになっていると反響を呼んでいるそうです。
東日本大震災からちょうど7年を迎え、テレビ各局では、情報番組などで追悼特集を組んでいます。
そんな中で、ツイッター上では3月11日、新聞のテレビ欄を見て驚いたという声が、番組表の写真とともに次々に投稿されたそうです。
NHK総合テレビでは、午前10時5分からと午後1時5分から、震災の特集番組が放送されました。テレビ欄で、その番組案内の左端を縦読みすると、こう書かれていたそうです。
「東北が大好き！」
「あの日をわすれないよ」
被災地を励ますメッセージに、感銘したとの声が次々に寄せられています。
「NHKさんすごい！！ 縦読みやるな～～～」
「完璧に狙ったね、こゆのいいね、ちょっと泣けるやん」
「東北民の私にとっては、とても嬉しい ありがとう」
「素敵です。 私も忘れないよ、あの日を」
NHKの公式ツイッターでは、3月11日夕現在、今回の「縦読み」については何も言及していないということです。
改めて、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
2011年3月11日から、7年の月日が経過しました。あの日、あの時、あの瞬間のことを、多くの人が記憶に残していることでしょう。被災地は着実に復興を続けているのですが、いまだに帰ることができず避難生活を続けている人たちも少なくありません。
毎年、震災発生時刻の14時46分、東京・新宿アルタ前では大型ビジョンにメッセージが映し出されるのですが、今年は──。
震災直後の数年は内閣府による追悼式典の様子がビジョンで放映され、多くの人が足を止めて黙祷を捧げていたそうです。近年は1分間メッセージが流されるのみになっています。アルタ前の交差点はこの日 歩行者天国で、ほとんどの人がメッセージに気づくこともなく素通りしていましたが、それでも足を止め、メッセージを見上げる人の姿が見受けられたそうです。
「被災地の新たな再生を、強く願って 再生への新たな一歩を踏み出している被災地の皆さまのご健康をお祈り申し上げますとともに、三越伊勢丹グループとして、明るい未来のために力を合わせてまいります。 株式会社スタジオアルタ」
今年もビジョンにあらわれた文言は、昨年、一昨年と同じく、被災地の復興を願う内容だったということです。
