1月19日(現地時間)、ブンデスリーガ第19節が行なわれ、ドルトムントは1-1でヘルタ・ベルリンと引き分けたそうです。
ともに日本人選手が所属するチーム同士の対戦ですが、ドルトムントが香川真司を公式戦7試合連続で先発起用したのに対し、ヘルタの原口は前節に続いてベンチ外となりました。また彼同様、今冬での移籍が噂されるドルトムントのオーバメヤンも、今回のベルリン遠征には加わらなかったそうです。
試合は、開始直後にヘルタがいきなり敵陣深くまで攻め入るものの、すぐにドルトムントがボールを保持。順位では大きく上を行くだけに(ドルトムントは4位、ヘルタは11位)、そのままペースを掴むかと思われましたが、ホームチームも負けてはいません。
ボールポゼッションでは互角ながら、ドルトムントはなかなか相手陣内深くでボールを繋げず、ホームチームの方がより効果的で、ゴールに近付いた前半の45分が終了。
ともにスコアレスで迎えた後半、開始から1分も経たないうちに均衡が破れます。ラザロが巧みに右サイドを抜け出して入れたクロスを、ファーサイドでゼルケが合わせてGKビュルキの牙城を破り、ヘルタが先制ゴールを奪いました。
その後ドルトムントは執拗に攻撃を仕掛け、71分、ついに同点のゴールを奪います。サンチョが左サイドから仕掛け、一度ははね返されるも、ボールを拾ってクロスを入れると、ファーサイドで待ち受けたフリーの香川がヘッドでゴールネットを揺らしました。
常に点を取れる位置に走り込むなど、ゴールを意識したプレーを心掛けていた香川の通算4得点目。このゴールはまた、ブンデスリーガ史上、通算2万点目のアウェーゴールとなったそうです(ブンデスリーガ公式サイトより)。
こうして試合を振り出しに戻したドルトムントは、さらに82分にサンチョ、86分に交代出場のイサクが決定機を迎えるも、ゴールマウスを捉えることはできませんでした。
その後も、攻勢のドルトムントはヘルタの守備をこじ開けようとしましたが、あと一歩のところではね返され、結局、前節に続いて勝点1止まり。2018年の初勝利はまたもお預けとなったということです。
試合こそドローでしたが、香川は素晴らしいパフォーマンスを見せましたね!
ちなみに、香川の反響呼んだ“股抜き8回トリック”がブンデス公式でアニメ化されたそうです!
香川は昨年末の12月27日、小さな子どもを相手に股抜きを8回連続させるという動画を自身のSNS上で公開。これは瞬く間に世界中へ拡散しました。ボールに全く触れられない状況に子どもが泣き出してしまうハプニングもありましたが、「#この後仲直り」というハッシュタグも付けて、しっかり“和解”していたことも報告しています。
ブンデスリーガ公式YouTubeチャンネルが公開した「ブンデスリーガスターの休日」という動画では、ウインターブレイク中の選手たちのオフの様子をアニメとして紹介。そのなかの一つに、前述した香川の子ども相手の股抜きが登場しているそうです。
公開されたアニメ動画は「香川は何度も小さな子どもを混乱させようとしている」というナレーション付き。アニメでは目を回した子どもが倒れ、嘔吐してしまったものが香川にかかって「最後にはしっぺ返しを食らう」というオチで、ややデフォルメされた内容となっています。
香川が投稿した動画は公開直後から話題となり、海外メディアでも「28歳のドルトムントのミッドフィールダーがトリックを8回行いました。庭や公園で似たような行動をするサッカー好きの良い親のように、最終的に香川はボールを手渡した」、「厳しい愛、シンジ・カガワのスタイル」などと伝えられて大きな反響を呼んでいたということです。