日本の鉄道会社が定刻より20秒早く発車したことを謝罪し、関心を示した欧米メディアが16日、相次いで報道したそうです。電車の遅延が頻発するニューヨークの大衆紙は「これは問題か?」と日本の鉄道が時間に正確なことを印象付ける出来事として紹介しています。
謝罪したのは、茨城県つくば市と東京・秋葉原を結ぶ「つくばエクスプレス(TX)」を運行する首都圏新都市鉄道。14日に千葉県流山市の南流山駅に着いた下り電車が定刻よりも約20秒早く発車。乗務員の確認不足が原因で「深くおわび申し上げます」とホームページに掲載しました。英BBC放送や米FOXは「日本に関して最高なことの一つだ」といったツイッターの好意的な投稿を紹介しています。
ニューヨークの大衆紙デーリー・ニューズは「日本の駅の交通量は世界的にも多いが、効率の高さで知られている」と伝えました。ニューヨークでは今年5月には6万7千回を超える遅延が発生したということです。
つくばエクスプレスが今週初め、定刻より20秒早発したことで「確認が不十分だった」と謝罪しました。(9時44分40秒に出発する予定を、9時44分20秒に出発)
乗客からの苦情はなく、日本国内でもさすがに細かすぎではないかとの声も上がっていましたが、イギリスBBCニュースがこの件を驚きをもって報じているそうです。
日本の電車が時刻に正確なことは海外でもよく知られていますが、さすがにこれは感心を通り越して驚異的だと思われたようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●イギリスの電車よ、よくメモしておくんだ。
●一方イギリスでは……週に1度でも、時刻通り発車すれば幸運であった。
↑ちなみに「時間通り」とは「1時間以内」の意味である。
↑イギリスでは30分以上遅れないと「遅延」とはとらない。1度でも時刻通りだとミラクルだよ。
●「客から早発による苦情はなかった……」このことが最も日本的だよ。
●カナダ人の自分はもう死にたい。トロント交通局で立ち往生中。
↑日本に住んでからトロント交通局に強烈な怒りを覚えるよ。
●ニュースリリースによると「9時44分40秒に発車するべきところを9時44分20秒に発車してしまった」とある。神の祝福がありますように。
↑うちの国では秒は計算しないと思う。
↑「発車時刻:10時ごろ」
↑そして実際は10時半を回っているんだ。
↑それは11時に近いってことだよな。
↑インド「本日出発します」
●インドの電車の時刻表を見てみるといい。12時間くらい遅れることを考えておかなくちゃいけない。
●新幹線の平均の遅延は2016年で54秒、2012年で36秒で、それも避けられない自然災害(地震など)が理由。
生涯で至高の交通機関だったよ、スムーズで、静かで、割と広々としていて、そして飛行機ほどに速い。ただし都市部の駅ではかなり歩かされる欠点はあるけど、もしチャンスがあればみんな乗ってみる価値はあるよ。
↑100%同意。日本から妻と戻ってきたばかりなんだが、広島と東京あたりを行ったり来たりした。JRパスはすばらしい。
↑自分は今、京都に来てるけど、この電車システムはアメリカに欲しい。
●オーストラリアでも電車が遅れなきゃ幸運だよ。
●このニュースは本当だよ。最近日本を訪問したけど、あまりに全てが時間通りで驚いた。クレイジーなほどだよ。クールだ。
●一方ニューヨークでは……電車がちゃんと走っていない日もあった。その劣悪なサービスに料金値上げをしてきた。
●一方フィリピンでは……走っている途中で電車が壊れなかったらラッキーだよ。
●一方東ヨーロッパでは……列車が遅れる平均時間は約8~12分。
●オランダでは、あまりに遅れるので時刻表をなくそうという話になってきている。
●なんで日本が世界中の電車システムを営業しないんだ。そうしたらオレはハッピーなのに。
●きっと日本では早く行かないと遅刻になるんだ。
時刻に正確なところは、日本の国民性を最も表す1つだと思いますが、さすがにこれはやりすぎのような?