今夏にドルトムントからバルセロナへの移籍を果たしたMFウスマン・デンべレ。自身の夢である同クラブ入団を実現させた同選手ですが、クラブ間の交渉が停滞した途端にドルトムントの練習を無断欠席するなど、強引な行動が問題視されました。
一連の騒動を受け、かつてドイツ代表で主将を務めたミヒャエル・バラック氏が同選手の振る舞いを痛烈に批判。プロサッカー選手として常軌を逸しているという見解を示した。独『sport1』が伝えています。
「サッカーの世界では常にフェアプレイが求められる。どんなに何かを勝ち取りたくても、越えてはならない一線があるんだ。私にも似たような経験がある。2004年にバルセロナと個人合意に至ったけれど、(当時所属していた)バイエルン・ミュンヘンが移籍を了承してくれなかった。ただ、その時は練習をボイコットしようだなんて考えもしなかったね。彼は(移籍を認めてくれた)ドルトムントに感謝すべきだし、これからもその気持ちを自身の振る舞いで示す必要がある」
「良いチームで1年を過ごせた」とドルトムントへの感謝の言葉を口にしたデンべレですが、練習ボイコットに伴うマイナスイメージが払拭されたとは言い難い。パリ・サンジェルマンに移籍したネイマールに代わり11番を背負う同選手だが、背番号に見合う活躍を披露し、自身に懐疑的な目をむける人々を納得させることができるだろうかということです。
さすがバラック!