20日、歌手・松山千春が飛行機内で起こした粋なサプライズがTwitter上で話題になっているそうです。
この日、北海道・新千歳空港発の旅客機内にいたというとあるTwitterユーザー。離陸が1時間ほど遅れていたそうですが、たまたま乗り合わせていた松山が、出発を待ちわびる乗客の前に現れ、自身の代表曲「大空と大地の中で」の一部を歌うというサプライズを起こしたとか。
そのときの模様を画像付きでツイートしたところ、21日11時の時点で1万3000件以上のリツイートと、1万8000件以上の「いいね」を集めるなど、ネット上で大きな話題に。
その他にも、別のユーザーは同曲を歌い終えた松山が「皆さんのご旅行が、また、これからの人生が素晴らしいことをお祈りします。もう少し、お待ちください」と挨拶をしている動画を投稿していました。こちらも7000件以上のリツイートと、1万2000件以上の「いいね」を集めるなど、松山の起こした素敵なサプライズは、ネット上で大きく注目されているそうです。
なお、松山はこのエピソードを同日の自身の生放送のラジオ番組「松山千春 ON THE RADIO」(NACK5)で披露しました。
松山は大阪行きの機に搭乗するも、出発時刻をすぎても全く離陸する様子がありません。すると機長から、保安検査が大渋滞のために乗客の搭乗が遅れているとの旨のアナウンスがあったそうです。
中には1時間以上機内で待たされている乗客もおり、松山は機内の雰囲気が悪くなっているのを感じ取ったそうです。CAに「すいませんが、みんなイライラしています。マイクを貸していただけますか?」と尋ねました。機長の了解を得た上で、松山は自己紹介をし、長時間待たされている乗客をなだめ、歌唱したことを明かしたのでした。
松山は自身の40年以上のキャリアの中で「あのキャビンアテンダントのマイクでだぞ? 歌ったの初めて!」と興奮気味に語り、当時は「みんな文句言いたくてしょうがない状況だったから」「みんなの気持ち考えたら、なんとかしなきゃな」という思いだったと述懐。許可してくれた機長を称賛し、「嘘みたいな話でした」と振り返っていたということです。
こんな近距離での歌声は素晴らしかったでしょうね。しかも歌だけでなく即興トークも展開したそうですね!