さて、「首相動静」をはじめとする各紙の首相の1日の記録を読むと、誰と会食したかまで克明に載っています。
しかし、各紙同じ情報が載るはずのこの記事に「差」がある日を発見してしまったそうです。それが昨年「8月10日」。
この日の晩、安倍首相は山梨県鳴沢村でゴルフをしたあと、ある人と会食していました。
まず「朝日新聞」。
「3時32分、別荘。6時21分、同県富士河口湖町の居酒屋「漁」。加計孝太郎学校法人加計学園理事長、秘書官らと食事。8時37分、同県鳴沢村の別荘。」(首相動静)
では「読売新聞」を見てみよう。
「3時32分、同村の別荘。6時21分、同県富士河口湖町の居酒屋「漁」で秘書官らと食事。8時37分、別荘。」
あ……、読売では「加計孝太郎」の文字が抜けています。食事をしたのは「秘書官ら」になってます。
これは一体、どういう意味なのだろう。「何時何分」まで各紙同一で克明なのに不思議な差です。
まさか「忖度」が発生したのか、それともただの「手抜き」なのか。当時はこの差は誰も気にしなかったが、今となって考えると興味深い。
この「2016年8月10日」の読み比べは、フジテレビの報道情報番組『ユアタイム』の新聞読み比べコーナーでも先週紹介したら、反響が大きかったそうです。
新聞の首相の1日の記録欄は地味だが、推理小説よりも面白かったりするということです。
まーたどうでもいいことを。。。