米インターネット大手グーグル(Google)は7日、「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として、宮城県南三陸町と岩手県大槌町の衛星写真を公開しました。
それぞれ津波の前、直後、約5年後の「Googleマップ」映像が並べられているということです。
東日本大震災は11日、発生から5年の日を迎えました。
震災と東京電力福島第1原発事故による全国の避難者は、なお17万4千人に上るそうです。
午後には政府主催追悼式や全国各地の慰霊行事があり、千年に1度とも言われた大災害の犠牲者に、鎮魂の祈りがささげられました。
津波被害の激しかった岩手、宮城、福島の3県によると、避難生活での体調悪化などで亡くなった震災関連死は、3月10日時点で3410人にまで増えたそうです。
死者、行方不明者を合わせた震災の犠牲者数は2万1865人となっています。
5年間の集中復興期間は3月で終わり、政府が「復興・創生期間」と呼ぶ、さらに5年間の新たな段階に入るということです。
宮城県南三陸町の衛星写真(上から2009年11月3日、2011年3月13日、2015年11月12日撮影)。「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として米グーグルが公開(2016年3月7日公開)。
岩手県大槌町の衛星写真(上から2010年7月22日、2011年3月13日、2016年2月2日撮影)。「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として米グーグルが公開(2016年3月7日公開)。
米インターネット大手グーグル(Google)が「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として公開した、被災地の衛星写真やストリートビューの画像。
(写真追加)
福島県浪江町のストリートビューの写真(上から2013年3月、2014年7月、2015年9月撮影)。「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として米グーグルが公開(2016年3月8日公開)。
岩手県宮古市のストリートビューの写真(上から2011年11月、2013年7月、2015年9月撮影)。「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として米グーグルが公開(2016年3月8日公開)。