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<ヴィトン>現存かばん 日本初購入者は板垣退助の件

仏高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のかばんを日本人で初めて購入したのは誰か--。

この謎に高知県はこれまで、元土佐藩士で明治新政府では要職を務めた後藤象二郎と紹介してきましたが、さらに3週間早く自由民権運動の指導者、板垣退助が購入していたことが分かったそうです。

板垣を顕彰する「板垣会」の公文豪・副理事長がルイ・ヴィトンジャパン(東京都)を通じてパリ本店に照会して判明しました。


ともに土佐藩士だった板垣と後藤は1882(明治15)年、横浜からフランスの郵船に乗り、香港などを経てパリに到着。その後もロンドンなどを外遊し、翌83年に帰国しました。


公文副理事長によると、ルイ・ヴィトンジャパンの初代社長、秦郷次郎氏が著書の中で、後藤の顧客カードを、写真と共に紹介。これがもとで「後藤が日本人初の顧客だった」との説が広まったそうです。


しかし、昨年、東京都内であったルイ・ヴィトンの展覧会を機に、公文副理事長が購入記録を照会。

記録によると、1883年1月9日に「Itagaki」という人物が、シリアルナンバー「7720」のトランクをパリで購入していることが判明し、名前とナンバーが、板垣の子孫が保管していたトランクと一致しました。この3週間後の同月30日、後藤が二つのトランクを購入した記録がありますが、現物が確認されておらず、後藤はこれより前にパリを出発していたそうです。


公文副理事長らによると、板垣や後藤よりも早い年に元薩摩藩士でフランス公使の「鮫島尚信」とみられる購入記録もありますが、現物が未発見で、実物で裏付けられる最初の購入者は板垣とみられています。


板垣のトランクは現在、高知市立自由民権記念館に寄託されています。

公文副理事長は「板垣の洋行に関わる第一級の史料だ」と指摘。県観光政策課は「あくまで通説の一つとして『後藤が最初』と説明してきた。新事実をきっかけに幕末や明治維新への関心が高まればいい」としているということです。





















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