鬼の目にも涙は流れます。2002年の日韓W杯でドイツ代表守護神として活躍した魂のゴールキーパーが、15年前の“ヨコハマ”を回想しているそうです。
リヴァウドにロナウド、そしてロナウジーニョといったモンスター級の“3R”が大会を席巻する中、オリヴァー・カーンは最後方から勇敢にも戦い続けました。同大会でミロスラフ・クローゼのブレイクなどもあり、初戦からゴールラッシュを披露していたドイツ代表は破竹の勢いで決勝へと進出すると、最後に立ちはだかったのが“大五郎カットのロナウド”です。当時インテルに在籍していた怪物は決勝戦でカーンの守るゴールマウスから貪欲にも2ゴールを奪い、得点王&優勝カップをかっさらっていきました。
そして、ちょうど15年の月日が経過した2017年6月30日。カーンは、いまだに怪物の襲撃がトラウマとして記憶にあることを示唆しています。
「ヨコハマ。まさに15年前の今日さ。どうして私はGKになったというのか? 15年前、GKであることが辛すぎる日だった」(本人SNSより)
バイエルン・ミュンヘンではあらゆるタイトルを獲得し、栄光に満ちたキャリアを過ごしてきたカーンですが、ヨコハマでの出来事はやはり強烈だったということでしょうか。
ブラジル史上最高とも謳われる豪華なセレソンの攻撃ユニットを前に、さしものカーンですら成す術は無く、最後には涙を飲むこととなったということです。
彼の代表での最大の功績は、ドイツ代表が準優勝した、2002年日韓ワールドカップ。
決勝では惜しくもブラジルに負けてしまいましたが、カーンは、ゴールキーパーとしては史上初の、大会最優秀選手に贈られるゴールデンボール賞に選出されました。
日韓W杯の決勝戦、カードの累積によりバラックは出場できませんでした。
しつこいようですけど、もしバラックが出場していたら、ドイツの優勝だったと思います!
http://ameblo.jp/liebeballack/entry-12248446981.html