バイエルン・ミュンヘンのペップ・グアルディオラ監督はドイツ代表MFマリオ・ゲッツェについて構想外であることを明らかにしたそうです。
ドイツの至宝は昨年10月に鼠蹊部を故障しました。
回復後もバイエルンではベンチを温める日が続いていますが、指揮官は塩漬け状態の天才に関する質問に、厳しい言葉を残しています。
「我々にはウインガーが7人いる。もしも、ミュラーか他の選手を起用しない時に、この質問をしてくれ。これは私の判断だ。以上」
ペップ監督は前節2月27日の2-0で勝利したヴォルフスブルク戦後にこう言い切ったそうです。
今季限りで退任し、来季マンチェスター・シティの監督に就任することが決まっています。
リーグ戦、ポカール、そして、欧州チャンピオンズリーグの三冠制覇で有終の美を飾るために、非情なセレクションを続けているようです。
ドイツ代表MFトーマス・ミュラー、オランダ代表アリエン・ロッベン、ブラジル代表ドウグラス・コスタ、フランク・リベリー、フランス代表キングスレー・コマン、スペイン代表チアゴ・アルカンタラという猛者揃いのバイエルンで、ゲッツェの順列が下に位置にしていることをスペイン人の名将は明確にした格好です。
故障が癒えてもゲッツェは飼い殺し状態となっています。
マティアス・ザマーSDもかつて最高の才能と称えたゲッツェの不遇について、やむなしの考えを示しています。
「マリオはしっかり練習しているが、リズムを失っている。フランク・リベリー、キングスレー・コマン、チアゴ・アルカンタラの方がすでに一歩前にいる。実験している時間ではない」とバッサリ切り捨てています。
ドルトムント時代にユルゲン・クロップ元監督の寵愛を受け、日本代表MF香川真司と絶妙なコンビを組んだ天才児は2014年ブラジルワールドカップ決勝アルゼンチン戦で決勝弾を決めたドイツの英雄ですが、ペップ政権では陽の目を見ません。
来季カルロ・アンチェロッティ監督の就任が決まっているバイエルンで、ゲッツェの居場所はピッチ上にあるのでしょうか。
本日、天王山とも言える、第25節 ドルトムントVSバイエルンの試合が行れますが、果たして
ゲッツェはプレーできるのでしょうか?