オフィスやデパート、飲食店などのトイレで、先端が三角折されたトイレットペーパーをよく見かけます。
「なんだかキレイだから」「誰かにそう教えてもらったから」といった理由で、「使った後は、三角折するのがマナー」と、思っている人も多いことでしょう。
良かれと思っての行動とはいえ、これは大きな間違いだといわれています。
にゃーこ(@Lhn_087)さんは、とある病院のトイレで、こんな貼り紙を見かけたそうです。
”トイレットペーパーを三角折にしないでください”
用を足した後の手を洗う前に、トイレットペーパーを折ると、便中や尿中(感染している場合)の細菌などの微生物が付着し、細菌感染する可能性が高くなることがあります。
用を足し、トイレットペーパーを使って拭いた手で、次の人が使用するトイレットペーパーを触る…。
確かにこの行動は、細菌感染を引き起こす可能性があります。
この三角折は、清掃スタッフによる『このトイレは清掃しています』というサインとしての役割が発祥といわれています。
トイレを使用する人も、トイレットペーパーがキレイに三角折されていると「ここ、こまめに清掃されていそう!」と思いますよね。
ネットでは「次に使う人が取りやすいように、と思ってやっていました」と驚く声も。
その心遣いはとても素敵ですが、念のためにトイレットペーパーは三角折しないほうがよさそうだということです。
年配の方は手が乾燥しているため、三角折りしてあると取り出しやすいという方もいます。
自分が使用する前に、自分が使う分だけあらかじめペーパーを取り出しておいて、使用する前に三角折りをすれば良いのかもしれませんが、どうなのでしょう?