元ドイツ代表MFで、バイエルン・ミュンヘンの先輩でもあったミヒャエル・バラック氏が、先日現役を退いたフィリップ・ラームを非難しているそうです。ドイツ『シュポルト1 ドッペルパス』が伝えています。
ラームは20日に行われたブンデスリーガ最終節フライブルク戦を最後に、現役を引退しました。
クラブの殿堂入りを果たした33歳のレジェンドについてバラック氏は「ラームの他の一面を知ることになった」と話し、2010年の出来事を振り返っています。
2010年の南アフリカ・ワールドカップ直前、ドイツ代表のキャプテンを務めていたバラック氏は直前のガーナ戦で負傷し、本大会欠場を余儀なくされました。
そこで、キャプテンとしてチームを引き継いだのがラームで、本大会終了後も「これ(アームバンド)をもう誰にも渡したくない」とのコメントはドイツに小さくない物議を醸しました。
しかし、その4年後のワールドカップを制したことで論争は静まり、結局バラックも2010年を最後にドイツ代表のユニフォームを着ることはなく、ラームに追い出されたとすら感じているようです。
「キャプテンを引き継いだ選手が、その後返す必要がないとするのかわからなかった。ただ私にとっては正面攻撃だったね。その出来事から代表に戻ることは一度もなかった。そういうやり方がまかり通ることを『OK』とはしたくないね」
今更という気もしますが、当時は本当にラームの人間性を疑いました。
それ以降、当然ですラームが嫌いになりました。
その時曖昧な態度をとった、ドイツ代表レーヴ監督も以下同文
今季バイエルンはブンデスリーガ史上初の5連覇を達成しています。
その喜びをSNSで表現したバラック。

