フランス大統領選は7日、決選投票が行われ、即日開票の結果、欧州連合(EU)の統合推進を訴えた中道で無所属のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が、EU離脱を主張した極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏(48)を大差で破りました。
マクロン氏の勝利はEUが解体へ向かう流れや大衆迎合主義(ポピュリズム)の台頭に歯止めをかけたことになります。
マクロン氏は14日までに就任し、仏史上最年少の大統領となります。
マクロン氏は7日夜、パリのルーブル美術館の広場で支持者を前に「新しい歴史の一ページがめくられた。怒りや不安からルペン氏を選んだ国民の意見は尊重する。過激主義者に投票する国民がいないフランスを作るため全力を尽くす。自由、平等、博愛の名のもとに、信頼してくれた人々に忠実に愛情をもって奉仕する」と勝利宣言したそうです。
マクロン氏は、大統領の権限が強化された1958年から始まった現在の政治体制で、2大政党に属さない初めての大統領となり、任期は5年。
マクロン氏が欧州連合(EU)との協調を訴えた一方で、ルペン氏はEU離脱を問う国民投票の実施を掲げたそうです。EU離脱を決めた英国に続き、フランスでルペン大統領が誕生すればEUは崩壊の危機を迎えかねず、世界が投票結果に注目。
仏紙ルモンド(電子版)の出口調査結果では、得票率はマクロン氏が約65%で、約35%のルペン氏を上回り、当選を確実に。7日午後7時15分現在の暫定投票率は74.7%で、第1回投票を下回る見通し。
第1回投票の直前の4月20日、パリ中心部のシャンゼリゼ通りで警察官を襲った事件が起きたこともあり、決選投票では警察官5万人以上が動員され、厳戒態勢が敷かれたということです。
米大統領選同様、どちらの候補にも投票したくなかったようですが、今回は米国のような結果にはなりませんでしたね
米国のオバマ前大統領が4日、フランス大統領選の決選投票にのぞむマクロン前経済相への支持を明言しました。
これに対して国民戦線(FN)FNのフィリポ副党首は、オバマ氏が米大統領選でクリントン候補を、また、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票では残留を支持し、いずれも敗れたと指摘。「二度あることは三度ある」と語り、オバマ氏の支持がマクロン氏の敗退を招くのでは、と皮肉っていました。
マクロン氏と言えば、何といっても25歳年上のブリジット夫人が話題です。
マクロン氏は15歳のとき、通っていた学校で国語教師のブリジット・オジエールさんに出会ったそうです。
当時40歳のブリジットさんには夫と3人の子どもがいましたが、マクロン氏は熱烈なアプローチを開始。17歳のときに「あなたが何をしようと、僕はあなたと結婚する!」と宣言したそうです。
マクロン氏の両親は、「少なくとも18歳までは、息子と距離を置いてくれ」とブリジットさんに懇願し、2人を引き離そうと息子を遠くへ引っ越させもしたそうですが、功を奏することありましんでした。
18歳から交際をスタートさせた2人は、ブリジットさんの離婚後の2007年に結婚したそうです。
フランスにはファーストレディという正式な名称はありませんが、大統領に選任されればブリジットを政府の役職とファーストレディの地位をつくることを宣言しています。
フランスでは、39歳と64歳の年齢差は、トランプ大統領とメラニア夫人とほぼ同じなのに、女性の方が年上だと理不尽な扱いを受けると指摘。
「24歳の"年の差婚"は、トランプ大統領夫妻とほぼ同じだが、違いはマクロンの妻の方が年上のこと」と伝えています。正確にはトランプ夫妻は23年と10か月の差、マクロン夫妻は24年と8か月の差。
ヤクルトスワローズから巨人で活躍しホームラン王になるなど、多大な功績を残したロベルト・ペタジーニ。 ペタジーニの奥さんオルガさんも25歳年上でした。
しかもオルガさんはペタジーニのお友達のお母さんだったそうです。
現在は離婚されたそうです。
4月、歌手の藤あや子が現在35歳の自分の娘よりも若い30代前半の一般男性との再婚し、世間を大いに驚かせました。
夫は、二回り以上年齢が離れているということで、24、5歳年下だということです。
マクロン氏は、元英国首相のトニー・ブレアさんに似てますね。実際考え方も似ているそうです。
イヴァンカ・トランプの夫ジャレッド・クシュナー氏とも同じ系統ですよね。
大統領選挙の第一回投票を4月に控えたフランスで、パリに住む4人の友人グループが、オバマ前米大統領に出馬を要請する運動を開始していました。現在のどの候補にも投票したくない、というフラストレーションを示すのが目的だったそうです。
運動を開始して1週間足らずで4万人もの署名が集まったそうです。
4人は、3月15日までに100万人の署名を集めてオバマ氏に出馬を要請したいといいますが、フランスの法律で大統領はフランス国民であることが義務付けられており、オバマ氏立候補の可能性はなかったということです。