レオ・メッシのサンティアゴ・ベルナベウでの2ゴール目のセレブレーションは何か非現実的で、神秘的なものでした。
レアル・マドリードのサポーターでいっぱいのスタンドの前で1人で背番号10と自分の名前の入ったバルサのユニフォームを手で掲げる彼の姿を見るのは普通の事ではありません。
この類のゴールパフォーマンス自体が普通ではないのです。
そして、普段のゴールパフォーマンスが控えめなメッシのような選手ならばそれは尚更です。
しかし、ベルナベウでは異なっていました。
彼に何が起こっているのか?何か変化が起きているのか?メッセージを送りたかったのでしょうか?
サッカーの喜び、勝利という最も基礎となるモチベーションでピッチ上を駆け回る選手、レオ・メッシを紐解くのは簡単ではありませんが、そこにこのセレブレーションの理由を見る必要があります。
メッシは試合展開からピッチ上で怒りを感じていました。
カゼミーロのイエローカード、マルセロの肘鉄、口内の流血、傷の縫合、審判が退場を見送ったカゼミーロの2度目のチャージ、セルヒオ・ラモスの残忍なタックル、試合終了間際のハメス・ロドリゲスの同点弾・・・などメッシを怒らせる多くの理由が存在したのです。
そして彼が92分に決めたゴールは溜まりに溜まった怒りの爆発、そして永遠のライバルのホームでの勝利と首位奪還を意味する最高の報復でした。
それ故、彼はチームメイト達とゴールを祝った後、思いを巡らす事なく自然にバルセロニスタのサポーター達がいたベルナベウのスタンドにユニホームを掲げたのです。
そのセレブレーションは、契約更新が間近に迫っている事の表れだという者や彼のバルサでのキャリア通算500ゴール目だったからだと解釈する者もいたそうです。
しかし、その理由はそれら全てのどれでもありません。
可能な限り最高の形で偉大なライバルを乗り越え、目の前に現れた全ての障害を克服した感覚を表現しただけです。
それがあのセレブレーションの理由なのです。
ベルナベウで特別な時を過ごした事を示す最高の証だったということです。
メッシのゴールパフォーマンスと言えば、ゆりかごパフォーマンスを思い出しますね!
http://ameblo.jp/liebeballack/entry-12143041511.html
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そのクラシコでのメッシのゴールパフォーマンスを次戦のオサスナ戦カンプ・ノウのサポーターのほとんど全員が真似ていたと話題になっています。
メッシのゆりかごパフォーマンス。