フランスの高級ファッションブランド「バレンシアガ」の新作バッグが、スウェーデンの家具量販大手イケアの有名なキャリーバッグそっくりだとインターネットで話題になっているそうです。
たしかにネオンブルーの色合いといい形といい、たっぷり入りそうなところといい、うり二つです。
違うところと言えば素材と価格。
イケアの「フラカ・キャリーバッグL」の素材はリサイクル可能なプラスチックで、価格は米国で99セント(約108円)。これに対しバレンシアガのバッグは光沢のある革製で、価格は2145ドル(約23万4000円)です。
ブランドのロゴも、イケアのバッグがナイロンの持ち手に黄色く入っているのに対し、バレンシアガは金色のロゴがバッグ上部にあしらわれています。
高級ファッションブランドが安い定番商品のデザインを採り入れるのは昨今の流行だそうです。
例えばファッションブランド「ヴェトモン」はヘインズの定番Tシャツをもとに740ドル(約8万円)もする高級Tシャツをデザインしています。
バレンシアガがその流れに乗ったのかどうかは、公式な反応がないので定かではありません。
長い間このバッグを売っていた側のイケアは、バレンシアガがよく似たバッグを販売してくれたことに深い喜びを感じていると、複数のメディアが伝えています。
同社の広報担当者は19日、NBCテレビの取材に対し「バレンシアガのトートバッグがイケアを代表する丈夫な青い99セントのバッグに似てるなんて本当にうれしい。大きくて青いバッグの汎用性は無敵だ!」と述べているそうです。
ネットでは「コインランドリーに下着とか持っていく時に重宝してる私も、遂にファッションリーダー」「これもうわかんねぇな」「そもそもIKEAのあのバッグはすばらしい」「カバンって、ものが詰められて運べる以外に付加価値あるの?」「愚か者からお金を巻き上げるにはちょうどいい」といった意見があるようだということです。
まあ似ていると言えば似てますけど、質感とか全然違いますよねー