北海道の美瑛町の農地に立つ1本のポプラ、通称「哲学の木」が24日、農業を営む土地の所有者の手で倒されたそうです。
町内でも有数の撮影スポットでしたが、老木で倒れる危険性があり、農作業への支障が懸念されていたことに加え、農地に踏み入る国内外の観光客らが後を絶たなかったため。
関係者によると、所有者は「悩んだ末に決めた」と話しているということ。
思索にふける人のように映る「哲学の木」は、丘陵地の農作物や雪などと相まって美しい光景をつくりだし、全国区の被写体として知られていました。
樹齢は不明だそうですが、長年にわたって風雪にさらされ、弱っていました。
また、町などが日本語や英語、中国語などで農地への立ち入り禁止を伝える看板を設置してきましたが、無視して入り込むケースが続いていたということです。
農作業中の姿を撮る、畑に入る、雪の中で遊ぶ。近年はその我慢の限界を超えていたそうです。
昨年から撮影禁止という決断をしたそうですが、畑への侵入は後を絶たなかxったそうです。
残念ですね
物思いにふけているように見えることから「哲学の木」と呼ばれている。テレビなどで紹介され観光スポットになっていました。
倒される前の「哲学の木」。手前の雪原に勝手に入り込んだ人の足跡が残っていました。
重機で倒された「哲学の木」。