安倍晋三首相は６日、国賓として来日中のスペイン国王フェリペ６世夫妻と東京・元赤坂の迎賓館で懇談し、両国の外交関係樹立１５０周年に当たる来年に向け両国関係を強化する考えで一致したそうです。
首相は「世界平和と発展のため貢献していく大切なパートナーだ」と強調。国王は「国民同士の距離を縮めることも非常に重要だ」と応じたそうです。
その後、国王夫妻は首相夫妻が主催する夕食会にも出席。サッカーのスペイン１部リーグ、エイバルの乾貴士も参加したということです。
エイバル乾、安倍首相主催の夕食会でPR活動？
エイバルのMF乾貴士は今季初ゴールをマークした現地時間1日のビジャレアル戦後、スペイン国王の来日に伴って6日に開催された安倍晋三首相主催の夕食会に出席するために一時帰国した。クラブはこの様子を公式サイトで配信し、関係者も日本での“PR活動”に励んだとしています。
難敵ビジャレアル撃破の原動力となった乾はクラブの意向もあって、6日のラス・パルマス戦（乾は累積警告で出場停止）、9日のセルタ戦の2試合を欠場することになった。クラブとしては日本での乾の高い知名度を再確認している模様です。
「エイバルのタカシ・イヌイは首相主催のレセプションに出席するため母国、日本にいる。そして今回はエイバルが日本のファンとより密接な関係を築けるようにと、クラブのマネージャーであるパトリシア・ロドリゲスが、東京にあるエイバルのサポーターグループと会合した」
そこでは乾が快くサインに応じた様子やファンと触れ合ったことを伝えた。それと同時にレセプションについても言及し、「エイバルは当クラブに興味を持っている日本企業と接触しており、今回の日本への旅は今季の目的の一つ、クラブの国際化の追求です」としています。
現在乾が所属していることもあり、エイバルの公式サイトには日本語ページが作られており、日本人向けのサービス充実を図ろうとしています。それだけでなく、今後は中国語サイトも立ち上げる予定で、日本だけでなくアジア戦略にも力を入れる意向のようです。
エイバルはホームスタジアムの収容人員が約7000人とこじんまりとした小規模クラブです。リーガ1部に定着しつつあるチームは、アジアという市場に目を向けて生き残りを図っているのは確かだということです。
スペイン１部エイバルのパトリシア・ロドリゲスＣＥＯ（３５）が、ＭＦ乾貴士（２８）を「他の選手の模範となっている」と絶賛したそうです。同ＣＥＯはスペイン国王フェリペ６世の来日に伴い、乾らと来日。６日、東京・元赤坂の迎賓館で行われた安倍首相夫妻が主催した夕食会の前に日刊スポーツの取材に応じた。移籍２季目の乾の献身的な姿勢は本拠地で認められていると強調し、新たな日本人の獲得に含みを持たせました。
ＣＥＯのロドリゲス氏は、加入２年目の今季リーグ２９試合中２１戦に出場する乾がエイバルで高く評価されていると強調したそうです。「技術の高さだけではない。一生懸命で、他の選手の模範になる姿を見せてくれている」。待望の今季初ゴールを決めた１日のビジャレアル戦を例に「メンバーみんながとても喜んでいた。（メンディリバル）監督は宙返りしていたかも。それは冗談だけれど、それほど大切にされている選手です」と笑顔で語ったそうです。
スペイン国王の来日に伴う今回の乾の離脱は、シーズン中としては異例で一部では批判的な声や報道がある。「なんで自分なのかと（乾は）びっくりしたと思う」と胸中をおもんぱかりつつ、「国王から直接招待状が届いた」のはクラブ史上初めてで「非常に名誉なこと」と、夕食会参加の意義を強調。「今回の来日はエイバルを日本のみなさんに知ってもらえる機会になると分かってくれている」と、メンディリバル監督も理解を示しているとしたということです。
乾選手の姿はこの中には見えませんね？
来日中のスペイン国王のフェリペ6世妻のレティシア王妃の夫妻が6日、都内で安倍晋三首相と昭恵夫人の夫妻と会談したそうです。
