イタリアで開催中の2017年秋冬ミラノ・コレクションで、米国のトランプ政権など世界に広がる排外主義への反発と思われる表現が目立っているそうです。
24日のヴェルサーチのショーでは、ニットなどに「EQUALITY」(平等)、「COURAGE」(勇気)、「LOYALTY」(絆=人間への誠実さ)、「UNIFIED」(統一された)などの文字メッセージ。フィナーレではデザイナーのドナテッラ・ヴェルサーチ自身も「平等」の意のニットを着て登場し、大きな拍手を浴びたそうです。
ヴェルサーチは「女性の持つ力、調和や希望、前向きの気持ちから生まれる強さを表現したかった」とコメントしました。
また、前日の23日には、マックスマーラが、イスラム教徒風のスカーフを巻いたモデルを登場させたそうです。
デザイナーは「何の分け隔てもなく、すべての女性に着て欲しいという小さなメッセージを込めた」ということです。
ヴェルサーチ、好きなんですけどねー
左腕に「平等」というメッセージが記された服を着てフィナーレであいさつするヴェルサーチのデザイナー、ドナテッラ・ヴェルサーチ。
