20日放送の「好きか嫌いか言う時間」で、デヴィ夫人が北朝鮮を擁護しました。
番組では、13日に金正恩朝鮮労働党委員長の兄・金正男氏がマレーシアで殺害されたことなどから北朝鮮の実態に迫ったそうです。
出演者陣が「嫌い」の立場をとる中、デヴィ夫人だけが北朝鮮のことを「好き」だと主張。
山里亮太は北朝鮮の印象について「日本に向けてミサイルの練習してくる」「そんな人に好きってどうかしてる」と語ります。
これにデヴィ夫人は手を横に振って「全然(北朝鮮は)怖くない」と反論。
続けて「日本のジャーナリズムはおかしい」と日本人を煽る報道体質を批判した上で「北朝鮮はそんなことしない」と断言したのです。
デヴィ夫人は、インドネシア大統領夫人として国賓として北朝鮮に招かれたこともあり、現在も飢餓に苦しむ人へ慈善活動を行っているそうです。
そんなデヴィ夫人は「北朝鮮の人は日本人が大好き」という印象を持っているようで、戦時中に日本の支配下にあったことに対して肯定する意見まであると明かしました。
さらに、北朝鮮国内に「反日運動はない」と明言しているということです。
デヴィ夫人の発言には色々問題はあると思いますが、とりあえず、メディアが信用できないということは分かりました
お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、新書『日本人失格』を出版したそうです。
奇しくも同日には、宗教団体『幸福の科学』に出家した清水富美加が「千眼美子」の名義で『全部、言っちゃうね。』を、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、不起訴で釈放となった歌手のASKAが『700番 第二巻/第三巻』を出版。
予期せぬ競合に、淳も「いやーヤバい時期になりましたね。何とかね、取り上げていただきたい」と苦笑いを浮かべるしかなかったそうです。
今の日本を憂い、自らの思いをつづったという同書ですが、攻撃的なタイトルは、もちろん強烈な皮肉。
「自分の意見がストレートに伝えられないとか、ルールが多すぎるとか、構造がシンプルじゃないとか、無駄なことが多いとか、行き詰まることが多い。何事にも疑問を持たず、誰かが作ったシステムや制度を忠実に守るのが今の日本では合格だと思うんですけど、だったら僕は失格でいい。もし『自分は合格だ』っていう人がいたら、ぜひ会ってお話させていただきたいですね」。
9割型、自分の言いたいことを吐き出せたと充実した表情で明かす淳ですが、さすがに思いの丈を「全部、書いちゃうね」とまではいかなかったようです。
同書の冒頭には、米・フェイスブック社を訪れた時の様子が書かれており、個を尊重した自由な社風から、日本の悪しき慣習との違いを説いています。
そんな米国では、時には差別的な表現も含んだ過激な言動で賛否両論を巻き起こしてきたドナルド・トランプ氏が大統領に就任。
その点については「僕は、メディアがトランプさん嫌いなだけで、アメリカのメディアが“トランプを何とかして失脚させたい”っていうことの和訳を、日本でそのままやっているから『トランプ=悪』みたいになっているんじゃないかな」と、情報を鵜呑みにする危険性を指摘したそうです。
「入国拒否みたいなのもありましたけど、調べていったら入国審査をテロ支援7ヶ国には厳しくするってことなのに、入国拒否って伝えちゃうんだって思って。アメリカのメディアも信用できないし、日本のメディアも信用できないなって思いました。あれくらいパワー持った人じゃないと、世の中変わんないだろうなと思いますね。ただ、日本人でトランプさんみたいな人が誕生するかって言ったら、誕生しないと思う。例えば、ホリエモン(堀江貴文)さんがやろうとしたことだって、みんなで足を引っ張って、結局は強制捜査されるまで持っていく世の中なので、日本には誕生しないタイプのリーダーじゃないかな」。
毎日新聞は2月20日、ニュースサイトに「トランプ氏 偽ニュース発信?『スウェーデンでテロ』」との見出しで、トランプ米大統領のスウェーデンに関する発言とその波紋を報じました。
これはトランプ氏が18日、フロリダ州で行った演説での発言を取り上げたもので、欧州の難民政策を批判する文脈で「あなたがたはドイツで起きていることを見ている。スウェーデンで昨夜、起きていることも見ている」(You look at what’s happening in Germany. You look at what’s happening last night in Sweden)と発言していました。
しかし、トランプ氏は「テロ」とは言っていませんでした。
毎日新聞だけでなく、読売、朝日、産経の各紙ニュースサイトでも、見出しで不正確な引用をしていたそうです。
NHKもニュースの画面に「トランプ大統領の“スウェーデンでテロ”発言が波紋」と表示していました。
ほかにも、朝日新聞と提携しているハフィントンポスト日本版も「トランプ大統領、就任1カ月で成果強調 でも『昨夜、スウェーデンでテロ攻撃があった』と偽ニュース流す」との見出しをつけ、本文でも「『昨夜、スウェーデンがテロ攻撃を受けた』と、誤った情報を流した」と報じていたそうです(英語版の元記事ではそのような記載になっておらず、翻訳記事の問題と考えられる)。
主要メディアのニュースサイトの見出し(2月20日)
読売:「スウェーデンでテロ」トランプ氏誤認また波紋(Yahoo!)
朝日:トランプ氏「昨夜スウェーデンでテロ」 大使館説明要求(Yahoo!)
毎日:偽ニュース発信? 「スウェーデンでテロ」(Yahoo!)
産経:またお騒がせ発言「スウェーデンでテロあった」 テレビ番組見て早とちり?(Yahoo!)
産経ニュース2017年2月20日掲載
日経(共同):トランプ氏、テロ「昨夜、スウェーデンで」 当局は否定
NHK:トランプ大統領の“スウェーデンでテロ”発言が波紋
<問題となったトランプ氏の発言内容>
We’ve got to keep our country safe. You look at what’s happening in Germany. You look at what’s happening last night in Sweden. Sweden, who would believe this? Sweden. They took in large numbers. They’re having problems like they never thought possible. You look at what’s happening in Brussels. You look at what’s happening all over the world. Take a look at Nice. Take a look at Paris.(CNN参照)