人気グループ「SMAP」のメンバー4人の独立問題は13日、海外でも速報され驚きをもって受け止められました。
英国のBBCはウェブサイトで「ポップグループSMAPの行く末に多大な影響を受ける日本」と題し、詳細なレポートを掲載しました。
サイトに5人の写真を載せ、「日本でもっとも有名で長く活躍するグループが解散の瀬戸際にある」とし、事務所が「グループの将来について協議中である」と述べたことも報じました。
SMAPについて、1人をのぞいて40代であることや、多くの映画やCMに出演していることを紹介。
中居正広についてはグループのリーダーでオリンピックにおいてメーンキャスターを務め、木村拓哉については雑誌で15年連続最もセクシーな男性に選ばれたなどと紹介されたそうです。
特にファンが多い韓国や台湾といった近隣諸国・地域からは、「SMAPのドラマを見て育った世代から失望の声が上がった」といった声が相次いでいます。
台湾のメディアは複数の新聞がウェブサイトで「電撃解散」などとし、4人が事務所を去ることを報じ、「日本史上最強のアイドルグループの解散が報道されると、アジアのネットユーザーにも激震が走った」と驚きを伝えています。
木村さんは台湾交通部(交通省)観光局が制作した、台湾をPRする日本向けCMに出演中。
ファンの女性は「SMAPは日本の財産で私たちの青春。解散しては駄目」とショックを隠さなかったそうです。
韓国メディアは「事実でなければいいのに」と絶句するネットユーザーの声を伝えたそうです。
メンバーの草彅剛さんが韓国語を学び、名前の現地語読み「チョナン・カン」として人気を集めたこともあり、草彅さんが「格別の韓国愛で注目された」との報道もありました。
「ネイバーなどの主要ポータルサイトで、『SMAP』がリアルタイム検索キーワードに浮上した。ネット上では、特にSMAPの歌を聞いて、出演ドラマや映画を見ながら育った世代の衝撃と失望感が大きかった」
として、「ひとつの時代が終わった」「スマップ解散で私の人生も一緒に沈んでいく」といった嘆きの声も紹介しました。
また、「韓国の多くのアイドルグループがSMAPを手本にしている」ことも指摘したそうです。
中国のメディアも報道。
SMAPは2011年5月、訪日した当時の温家宝首相と面会。
日中関係悪化のあおりを受けた前年の上海公演中止を乗り越えて、11年9月に北京公演を実現、両国関係の改善を象徴する役割も果たしています。
中でも木村拓哉さんの人気は抜群。
「デビュー時のSMAPは最年長が15歳で最年少が11歳だった。25年をともに過ごしたが、解散の宿命からは逃れることができなかった。SMAPは『70後』『80後』の青春の思い出に加わることだろう」と論じたということです。
昨年の”福山ショック”に勝るとも劣らない衝撃ですね!
日刊スポーツが伝えたSMAP解散報道を受けて、民放各局は13日早朝から各番組でこれを伝えただけでなく、NHKも正午のニュースで取り上げました。
ジャニーズ事務所前は、警備員が報道陣をシャットアウトするなど物々しい雰囲気となっています。
本日の毎日新聞のスポーツ面が、SMAP愛にあふれていると話題になっています。
見出しのほとんどにSMAPの曲のタイトルが含まれており、解散のうわさが報道されたSMAPへの思いが伝わってくるようです。
「青いイナズマ 白星発進」(サッカーU23記事)、「お帰り 世界に一つだけ『地元の華』」(NFL記事)、「プロ25年目にKANSHAして」「216安打 今年もらいおんハート」(プロ野球記事)などなど、SMAPファンでなくともすぐに分かるほどSMAP尽くしです。
ただし、地方によっては、内容が一部違う可能性もあります。
これを見たユーザーからは、「SMAPファンです!ありがとうございます」「流石です!感謝します!」「心強く思います」「素敵な紙面ありがとうございます」など、愛のある紙面に称賛の声が多数寄せられていたということです。